皆さんは「+18」という国際番号からの電話を受けたことがあるでしょうか?この番号はアメリカやカナダからの電話でよく見られるものですが、最近ではこれを装った詐欺が増加しているのです。
こうした番号からの着信があった際、一見すると何の変哲もない通話に思えますが、実際には多くのリスクが潜んでいます。今回は、+18から始まる電話番号の背後に隠れる危険と、これをいかにして回避するかを詳しくご紹介します。
詐欺の手口とその警戒
「+18」という国際コードは、本来ならば信頼できるはずの地域からの通話を示しますが、詐欺師たちはこの信頼を逆手に取って、様々な詐欺活動を行います。よくある手口としては、金融機関や政府機関を装い、未払い請求や緊急事態をでっち上げ、被害者の焦りを誘います。こうした状況では、冷静さを欠いた判断が詐欺の成功につながるため、知らない番号からの電話には特に注意が必要です。
国際電話詐欺の実際の事例
1. 架空料金請求詐欺
最初の事例は、架空の未払い料金を請求する自動音声アナウンスによる詐欺です。被害者が電話に出ると、大手企業を装った自動音声が「ご利用のサービスで未納料金が発生しています。詳しくはオペレーターにお問い合わせください」とアナウンスします。この手口に引っかかると、オペレーターに繋がれた際に金銭を詐取される危険があります。実際には未納料金は存在せず、完全に詐欺行為であることが多いです。
2. 国際ワン切り詐欺
次の事例は、国際ワン切り詐欺です。この詐欺は、一瞬で切断される着信履歴を残し、被害者に折り返し電話を促します。折り返し電話をかけると、自動音声により通話時間を引き延ばされ、その結果、高額な通話料金が発生します。この通話料は詐欺グループに渡ってしまうため、見知らぬ国際番号からの着信履歴があっても、決して折り返し電話をかけないことが重要です。
3. 政府機関を装った詐欺
最後の事例は、+1(866)からの着信が政府機関や警察を装っているケースです。電話を受けると、公的機関を名乗る者から「重要なお知らせがあります」と伝えられ、個人情報の提供や急ぎの手続きを求められます。このような詐欺は、受話者が慌ててしまい、普段なら警戒する情報提供をしてしまうことがあります。しかし、実際には公的機関がこのような方法で個人情報を求めることはありません。電話での個人情報の提供は避け、公式の連絡先に直接確認することが安全です。
適切な対処法
未知の「+18」番号からの着信には、すぐに応答せず、まずは留守番電話を活用して相手の意図を確かめることが肝心です。もし留守番電話にメッセージが残された場合でも、個人情報を提供する前に、相手の信頼性をしっかりと検証しましょう。
さらに、疑わしい番号からの着信が繰り返される場合には、スマートフォンの着信拒否機能を利用して対策を講じることが効果的です。また、詐欺に利用される技術を理解し、これを防ぐためのノウハウを身につけることが大切です。
相談窓口とサポート
もし詐欺を疑うような電話を受けた場合は、速やかに地元の警察や消費者センターに相談することをお勧めします。これにより、専門家のアドバイスを得ることができ、場合によっては迅速な対応が可能になります。被害に遭う前に適切な手段を講じることで、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能です。
「+18」以外に、私にもかかってきた番号一覧を載せます
+1(855)897-4294
+87217723460
+1(855)612-6876
+1(500)904-3044
+69437750664
+6936203418
+6961779354
+1090595557
+42587912496 ※着信表記まま
どれも出ずにスルーしました。ただ、忙しいときに限って鳴らし続けるのやめてほしい・・・
まとめ
「+18」から始まる番号は、単なる通話ではなく、潜在的な詐欺のリスクを含んでいる可能性があります。不審な着信に対しては、素早く、そして冷静に対応することが被害を防ぐ鍵です。安全を確保するためにも、上記の対策を日常から心掛け、周囲にも注意を促すことが重要です。